再び荻窪を取材

月刊『Will』の連載の取材のため再び荻窪。
井伏鱒二が『荻窪風土記』に書いていたのだが、
二二・六事件で隣の蕎麦屋の柱に流れ弾が飛んできたという話を聞いたとあった。
最初は本村庵という蕎麦屋かと思ったのだが、渡辺教育総監邸からは少し離れている。

しかし、前回取材に来たとき、もう一軒別の蕎麦屋を見つけていたのだ。ひょっとしたら、こっちの蕎麦屋かもと足を運んだ。

なににしようかなぁ。

『むじな』にしよう。

東京にきて、むじなって初めて知ったよ。

たぬきときつねが合体したやつ。

ちくわの天ぷらも入ってた。

お会計のとき、いつごろからやっているのかと聞けば、

東京オリンピックの年からだそうだ。

老舗だが、二二・六事件のときには当然ながらやってないね。

■朝日屋

〒167-0043 東京都杉並区上荻２丁目１６−６